#0018
【練習記録】前傾保てたと思ったら、まだ伸び上がってました
打ちっぱなし9回目。前回「右肘の隙間で前傾を保てた」と書いた伸び上がりは、後ろから撮ったら直っていませんでした。インパクトで腰がボール側に12cm。
練習のテーマ
- 腕が窮屈にならない場所へテイクバックして、前傾が崩れないスイング
- 内転筋・腸腰筋を意識したアドレス
- その上で、腕と体のタイミングを合わせる(ステップ打ち)と、伸び上がりが直ったかを後ろからの動画で確かめる
練習内容
- 計測前にステップ打ち(切り返しで左足を踏み込んで、下半身→体幹→腕の順で振る)
- ドライバー、50度、54度、PW、9番、8番、4番ユーティリティを計測
- ドライバーを正面と後ろから撮影。他の番手も後ろから何本か
- ドライバーにミートチェックのシールを3枚
練習の結果・振り返り
ステップ打ちは、最初は体の動かし方が分かりませんでした。切り返しで左足を踏み込んでから腕が降りる順番が、自分のスイングには入っていなかったんだと気づきました。途中からスムーズになって、その感覚は計測にも残った気がします。
右肘の隙間と内転筋は継続。腕がすっと降りる感触は今回もあって、少し体とのタイミングが合ってきたかな、というのが打っている間の感触でした。
前傾も保てていると思っていました。ドライバー以外は伸び上がりはないだろう、とも。
50度は前回の91ヤードがそのまま出ました。
AIコーチの分析
テーマの「前傾が崩れないスイング」は、後ろからの動画で腰がボール側に出る量(伸び上がり)で見ます。数字はこうでした。
判定に使う2本(shot15・shot19)はどちらも基準2.5cmを大きく超え、9/6の1W後方3本(最大4.7cm)より大きい。前傾角もインパクトで-9.2°・-3.9°と起き上がる方向に動いている
いちばん大きかった15球目(薄い当たりの引っ掛け)を6コマで切り出すとこうなります。インパクトで上体が立っているのは見えます。腰の前出は、ぼかした画像だと数字ほどはっきりしないかもしれません。
感触と映像は合っていませんでした。正面の動画と数字(アタック角・打ち出し角)で「方向は合っている」と読んでいたのが、後ろから見たら違った。
テイクバックとアドレスのテーマについては、アタック角が+1.5°で目標の0〜+1.5°にぎりぎり収まっていました。ただ前回の+0.6°から上向きに戻っていて、動画の伸び上がりと向きが合っています。
「タイミングが合ってきた」のほうは、半分合っていて半分ずれています。フェース角は3回続けて閉じる方向に進み(+2.8°→−1.1°→−2.8°)、10ヤード超のミス10球は全部左で、9球が引っ掛け、1球がフック。右のミスはゼロ。ただ、前半11球の−3.7°が後半は−2.0°まで縮んでいて、ここは感触と合います。
| 指標(ドライバー) | 今回 | 前回(9/8) |
|---|---|---|
| キャリー | 実測165y(コース球目安171〜178y) | 実測172y |
| キャリーのばらつき(標準偏差) | 14.6y | 9.6y |
| ミート率 | 1.31(22球中16球が1.30以上) | 1.35 |
| アタック角 | +1.5° | +0.6° |
| フェース角 | −2.8°(閉じ) | −1.1°(閉じ) |
| 10ヤード超のミス | 10/22球(45.5%) | 13/29球(44.8%) |
「ドライバー以外は伸び上がりはない」はおおむね数字どおりで、4番ユーティリティだけ基準の2倍近くありました。
薄い当たり(ミート率1.25未満)が4球あって、いちばん伸び上がった15球目もその1つ。ヘッドスピードも後半で1.0m/s落ちていました。
AIコーチの分析・原文全文を開く
本人からの説明(原文)
練習のテーマ
腕が窮屈にならない場所へのテイクバック、それによって前傾が崩れないスイング、内転筋・腸腰筋を意識したアドレス、その上での1,2
(1 = 腕と体のタイミングを合わせる(ステップ打ち)、2 = 伸び上がりが直ったかを後方動画で確かめる)
練習内容
- 計測前にステップ打ちドリル約20球
- ドライバー・50度GW・54度AW・PW・9I・8I・4UをR10計測
- ドライバーを正面と後方から撮影、他番手も後方から数本
- ドライバーにミートチェックシール3枚(左=トゥ・右=ヒール。打点はトゥ寄り上/ほぼ芯/ヒール大外れ、対応する球番号は未記録)
練習の結果・振り返り
ステップ打ちドリル20球ほど実施、最初体の動かし方が分からずいつもしていない動きなんだと気づいた。スムーズにできるように毎回実施する。 右肘の隙間・内転筋の意識は継続は継続しており、少し体とのタイミングが合ってきたかな。ステップ打ちの感覚が残ってて良かった。 ドライバーより伸び上がりは無いと思うけど、気になるところあれば指摘お願い
「本人に聞きたいこと」への回答(2026-09-09追記):
1: 54度 2: ドライバーで左が先、右が根っこ 3: 了解
- (1) 8/23に「ギャップウェッジ」として記録された5球(平均79.9y)は54度AWだった。DBのclub_typeを「アプローチウェッジ」に訂正し(訂正記録)、累計はGW(50度)25球・AW(54度)15球になる。9/8分析の「50度が8/23 80y→9/8 91yに伸びた」という比較は別番手同士だったので無効(50度の初計測は9/8)
- (2) ミートチェックシール3枚はドライバー。写真の左がトゥ(先)、右がヒール(根っこ)。したがって打点は、1枚目=トゥ寄りの上側、2枚目=ほぼ芯(やや下)、3枚目=ヒール側に大きく外れ(-7%ゾーン)。どの球番号に対応するかは未記録。ドライバーはトゥ側に当たるとギア効果でフック回転が増え、ヒール側はスライス回転と距離ロスが出やすい。今回の左ミス群との対応は3枚では判断できないので、次回はシールごとに球番号(R10の#)をメモして対応付ける
- (3) ステップ打ちは次回、計測中の球間にも混ぜる(疲労由来かどうかの切り分け用)
0. ひとこと
73球、練習場のマット打席、レンジボール、37分(時刻は省略)。ドライバー22・50度GW(ギャップウェッジ)11・54度AW(アプローチウェッジ)10・PW11・9I7・8I5・4U7、物理的に不整合な球はなし。計測前にステップ打ちドリルを約20球実施し(R10には記録されていない)、動画は1Wが正面4本・後方4本(使用できたのは正面4本・後方2本、残り2本は使用不可・低確度)、他番手は後方11本。数字を見ると、1Wのクラブフェース角は9/6の+2.81°→9/8の-1.13°→今回-2.83°と、3回連続で同じ向き(閉じる方向)に進んでいる。着弾は10yd超のミスが今回も45%(10/22)で、9/6の52.5%→9/8の44.8%と続いてきた改善が今回は頭打ちになり、しかも全10球が左(プル5・プルフック4・フック1)で右ミスは0球だった。本人は「体とのタイミングが合ってきたかな」と感じているが、セッション平均で見る限り数字はむしろ9/8より悪化している。ただしセッション内の前半(#1-11平均-3.7°)→後半(#12-22平均-2.0°)では閉じ幅が小さくなっており、この部分は感触の方向と一致する。
以下、距離はレンジ球の実測値とコースボール(Pro V1級)換算の目安を併記する(換算は自前補正・幅表示。出典: ボール調査メモ §3)。解釈はコース球換算ベースで行う。
| 番手 | n | 実測キャリー | 芯食い(n) | コース球目安 | 芯食いなら |
|---|---|---|---|---|---|
| 1W | 22 | 165y | 171y(16) | 171〜178y | 178〜185y |
| 4U | 7 | 144y | 152y(2) | 155〜159y | 163〜167y |
| 8I | 5 | 115y | 124y(1) | 121〜124y | 131〜134y |
| 9I | 7 | 115y | — | 120〜124y | — |
| PW | 11 | 102y | — | 102〜106y | — |
| GW(50度) | 11 | 91y | — | 91〜95y | — |
| AW(54度) | 10 | 79y | — | 79〜83y | — |
今回のテーマ3本それぞれに、数字がどう答えたかをまとめる。
テーマ1(腕が窮屈にならないテイクバック→前傾が崩れないスイング): 1Wのアタック角は+1.52°(9/8は+0.6°)で、9/8時点の目標レンジ(0〜+1.5°)をほぼ維持できている。ただし後方動画2本(shot15・shot19)では伸び上がりが12.4cm・5.8cmと基準2.5cmを大きく超え、9/6の最大4.7cmより拡大している(3.5節)。アタック角の数字は「前傾を保てている」という感触と矛盾しないが、体の動き自体(伸び上がり)としては裏付けが取れておらず、むしろ悪化方向にある。
テーマ2(内転筋・腸腰筋を意識したアドレス): この意識そのものを直接測る指標はなく、今回の数字から単独で評価はできない。関連しそうな骨盤の左右方向の動き(1W正面)は、左に大きく外れた球で7.7〜8.1cm、方向の良かった球で3.7cmとまだ球によってばらつきが大きく、アドレスの安定を裏付ける材料にはなっていない。
テーマ3(1=タイミング/ステップ打ち、2=伸び上がり検証): クラブフェース角は9/6→9/8→9/9で+2.81°→-1.13°→-2.83°と3回連続で閉じる方向に進み、左10yd超ミスは45.5%で9/8とほぼ横ばい。セッション内では前半-3.7°→後半-2.0°とタイミングが合ってくる方向の動きもあり、本人の「少し体とのタイミングが合ってきたかな」という感触と部分的に一致する。一方、本人が確かめたかった「伸び上がりが直ったか」には、「改善の証拠はない、むしろ悪化〜横ばい」という数字で答える結果になった。ステップ打ちドリルは今回が初回で、本人は「いつもしていない動きだと気づいた」と述べている。効果はまだR10の数字で測れる段階にはない。
1. 続けること
- GW(50度)の距離再現性は前回と同水準: キャリー91.0y(sd5.4、n=11)。9/8の90.6y(sd4.0、n=14)からほぼ変わらず、ばらつきはやや広がったが平均は維持できている。「残り91y前後の番手」として実戦投入した位置づけを崩していない
- ステップ打ちドリルの初回導入と気づき: 約20球を計測前に実施し、「体の動かし方が分からず、いつもしていない動きだと気づいた」と本人が報告している。9/8時点でこのドリルを提案した狙い(下半身→体幹→腕の順で動く感覚をつくる)通りの気づきで、まだR10の数字で効果を測れる段階ではないが、着手した事実自体は評価する
- 前傾保持の意識(右肘の隙間・腸腰筋・内転筋)は継続、1Wアタック角は目標レンジをほぼ維持: +1.52°(9/8は+0.6°)で、9/8時点の目標レンジ「0〜+1.5°を維持」に対しほぼ収まっている(丸めればわずかに上限を超える程度)
2. 直すこと(最大2点)
(1) クラブフェース角が3回連続で閉じる方向に進み、左ミスが45%で頭打ち
何が起きているか
クラブフェース角の平均は-2.83°(sd3.5、n=22)。9/6の+2.81°→9/8の-1.13°→今回-2.83°と、3回連続で同じ方向(閉じる側)に動いている。着弾は左10yd超が10/22(45.5%)・右10yd超が0/22で、10yd超ミスの合計は45.5%。9/6(52.5%)→9/8(44.8%)と続いてきた改善傾向は今回で止まり、9/8とほぼ同水準で横ばいになった。
左ミス10球を出球方向と曲がり(着弾偏差角−出球方向)で分類すると、プル5球(50%)・プルフック4球(40%)・フック1球(10%)。9/8と同じく、左に出た球の主因は「出球そのものが左を向いている」こと=インパクトでフェースが閉じていることで、曲がり成分(プルフック)はその上に一部乗っている程度にとどまる。
さらに、着弾±10yd以内のOK球12球の平均フェース角は-0.3°でほぼニュートラルなのに対し、10yd超ミス10球の平均は-5.6°(-1.4°〜-10.0°)と明確に閉じている。9/8で見えた「当たった球だけがはっきり閉じるオンオフ型」の分布が今回も同じ形で再現している。
一方、セッション内の推移を見ると、前半11球(#1-11)の平均は-3.7°、後半11球(#12-22)は-2.0°で、閉じ幅はやや小さくなる方向に動いている。
本人の感触との答え合わせ
振り返りで本人は「少し体とのタイミングが合ってきたかな」と述べている。セッション平均のフェース角は9/8(-1.13°)より今回(-2.83°)の方が閉じており、数字だけを見ると悪化している。ただしセッション内の前半→後半の推移(-3.7°→-2.0°)は感触の方向と矛盾しない。つまり「セッションが進むにつれて多少は合ってきた」という体感と、「セッション全体としては9/8より閉じが強い」という数字は、両方とも成立しうる。感触と数字が完全に一致しているとは言えない状態で、まだ「合った」と言い切れる段階ではない。
原因(確度: 高/中/低)
- 確度: 高 — 左ミス10球すべてでクラブフェース角が明確に閉じている(-1.4°〜-10.0°)。出球方向はほぼフェース角で説明できる状態で、9/8と同じ構図が3回目のセッションでも成立している
- 確度: 中 — 9/8で立てた主仮説「右肘の隙間で腕の動きが良くなった分、体の回転がまだ追いつかず、腕が先行してインパクトでフェースが閉じ気味に入る」は今回のデータでも維持できる。ただしセッション内で閉じ幅が縮む方向に動いていることから、疲労やペースの変化が一時的にタイミングを合わせる方向に働いた可能性もあり、まだどちらが主要因か切り分けられていない
- 確度: 中(追加動画で引き上げ) — 1W正面動画4本で骨盤の右移動が3.7〜8.1cm、後方(DTL)動画のうち画面内に収まり信頼できる2本(shot15・shot19)で伸び上がり(骨盤のボール側への前後移動)が5.8cm・12.4cmと、いずれもウェッジ・7Iより明確に大きいことが確認できた(詳細は3.5)。伸び上がりが最大だった球(#15)は薄い当たり・プルで、(2)で挙げるフェースが閉じたミス群とも重なる。体が右へ流れてから戻る動き・骨盤が起き上がる動きが、腕と体のタイミングのずれに関与している可能性は前回より裏付けが増えたが、n=4(正面)・n=2(信頼できる後方)とまだ少なく、確度は中止まりに留める
直し方(ドリル)
- 目的: 腕の動きと体の回転のタイミングを合わせ直し、腕が先行してフェースが閉じるのを防ぐ
- やり方: ステップ打ち(切り返しと同時に左足を踏み込み、下半身→体幹→腕→クラブの順で動く感覚をつくるドリル)を、今回同様に計測前のウォームアップとして継続する。肩から肩の振り幅のハーフスイング10球→フルスイング10球の順で負荷を上げる
- 量: 週2練習のうち1回、計測前に20球前後(全体100球前後の枠内)
- 参考動画: 「【ステップ打ち】下半身がうまく使えない人必見!ゴルフでの足の動かし方の基礎はコレ!」 https://www.youtube.com/watch?v=NJ98WAeP-is
- 直ったと言える基準: クラブフェース角平均-2.83°→±1.5°以内、左10yd超ミス10/22(45.5%)→17%以下、10yd超ミス計45.5%→32%以下(いずれも9/8提示の目標を維持)
(2) 1Wの当たりの厚さと安定性がやや後退(キャリーsd拡大・薄い当たり4球・後半のヘッドスピード低下)
何が起きているか
1Wのキャリーばらつきはsd14.6yd(9/8はsd9.6yd)に拡大し、ミート率1.25未満の「薄い当たり」が4球(#1・#11・#14・#15、キャリー133〜152y)発生した(9/8は0球)。平均ヘッドスピードは37.94m/s(9/8は38.14m/s)とほぼ同じだが、セッション内の最初10球平均38.5m/s→最後10球平均37.5m/sと-1.0m/s低下しており、9/8の-0.35m/sより後退している。平均キャリーも164.6y(9/8は171.5y)へ-6.9yd落ちている。
薄い当たり4球はいずれもクラブフェース角が-2.9°〜-10.0°と明確に閉じており、(1)で見た「10yd超ミス=フェースが閉じた球」のグループと重なっている。さらに骨格解析でも、薄い当たり4球のうち動画があった#15は、後方(DTL)動画で伸び上がり12.4cm(今回の1Wの中で最大、基準2.5cmを大きく超過)・前傾角がインパクトで-9.2°(起き上がり)だったことが確認された(詳細は3.5)。当たりの厚さの低下・フェースの閉じ・体の起き上がりが同じ球で重なっており、同じ根から出ている可能性がある。
本人の感触との答え合わせ
振り返りではペースや疲労についての言及はなかった。セッション内でHSが下がった事実と、ステップ打ちドリルを計測前に20球実施したという申告を踏まえると、通常より体力を先に使っている可能性はあるが、本人の自覚として確認はできていない。
原因(確度: 高/中/低)
- 確度: 中 — 薄い当たり4球はすべて(1)のフェース閉じグループと重なり、動画のあった#15では骨格解析でも伸び上がりが今回の1Wの中で最大(12.4cm)だった。独立した疲労の問題というよりは、(1)と共通する体の動き(伸び上がり・タイミングのずれ)の別の現れ方である可能性が高まった
- 確度: 低 — セッション内のHS低下幅が9/8(-0.35m/s)より拡大(-1.0m/s)している点は、ステップ打ちドリルを計測前に実施したことによる体力の先食いが一因かもしれないが、確認する材料がない。次回、ステップ打ちの実施タイミング(計測前/計測中)と球ごとのHS推移を突き合わせると確度が上がる
直し方(ドリル)
- 目的: セッション終盤のヘッドスピード低下と薄い当たりの再発を抑え、当たりの厚さの再現性を9/8の水準に戻す
- やり方: 9/6で提案したペース管理ドリルを再開する。3球打ったら一度クラブを置き、素振りを2回(体をひねる・ヘッドの重みを感じる)してから次の3球に入る。R10でHSを都度確認し、37.5m/s(今回の最後10球平均)を下回る球が3球連続したら休憩を挟む
- 量: 週2練習のうちドライバー・4Uなど長い番手を打つ回に適用(全体100球前後の枠内)
- 参考動画: 良い参考が見つからなかった(ショット間のペース管理そのものを扱った動画は前回同様見当たらない)
- 直ったと言える基準: 最初10球平均と最後10球平均のHS差が±0.5m/s以内に戻る、ミート率1.25未満の球が1球以下、1Wキャリーsdが9.6yd水準(9/8)に戻る
3. 今は触らないこと
- GW・9I・8Iの骨盤の伸び上がり(early_ext)のわずかな超過: GW2本(2.6〜2.9cm)・9I 1本(3.3cm)・8I 1本(3.0cm)が基準2.5cmをわずかに超えているが、いずれもn=1〜2で判断するには早い。1本ずつは基準内に収まっているものもある(GW1本・8I1本)ため、次回サンプルを増やしてから見る
- ロングアイアンで「待つ」・ABA開き実験・インパクトテープ: 4回連続で持ち越し。ステップ打ち・シールの導入を優先したとのことで、優先度としては妥当な判断
- ミートチェックシールの打点の傾向読み: どの球番号に対応するか未記録のため、今回の左ミス群との対応は判断できない。次回はシールごとに球番号をメモして対応付ける
3.5 スイング動画解析
R10は結果(球のデータ)、動画の骨格解析は動き(原因側の仮説材料)という役割分担で読む。今回は追加撮影分を含め1W計8本(正面4・後方4、うち後方1本は使用不可・1本は低確度)、他番手後方11本を解析した。
「ドライバーの伸び上がりは改善しているか」への回答
結論: 改善の証拠はない。むしろ悪化〜横ばい。
後方(DTL)動画は4本(shot13・shot15・shot19・shot22)撮影された。shot22は録画がバックスイング途中から始まっておりアドレスの姿勢が映っていないため使用不可。shot13は本人が画面の左端に寄っていて背中側が一部フレーム外のため低確度。画面内に収まり中〜高確度で判定に使えるのはshot15・shot19の2本で、結果は次の通り。
| 動画 | R10球 | 伸び上がり(early_ext) | 前傾角 アドレス→トップ→インパクト | 補足 |
|---|---|---|---|---|
| shot15 | #15(ミート率1.24の薄い当たり・プル・左16y) | 12.4cm | 25.3→20.4→16.1°(-9.2°) | 目視でもインパクトで骨盤がアドレス線よりボール側に明確に出て、上体が立ち頭が高くなっているのを確認 |
| shot19 | #19(151y・左6y) | 5.8cm | 23.1→17.3→19.2°(-3.9°) | 骨盤の前出はshot15の半分程度 |
| shot13(参考・低確度) | #13(176y・左17y) | 7.5〜9.2cm | 20.6→18.7→15.6°(-5.0°) | 本人が画面端で背中側が一部フレーム外。数値は参考程度 |
判定に使う2本(shot15・shot19)はどちらも基準2.5cmを大きく超え、9/6の1W後方3本(-2.2/4.7/2.8cm、最大4.7cm)より大きい。9/6は3本中2本が基準超だったのに対し、今回は判定可能な2本とも基準超で、しかも最大値は12.4cmまで拡大している。前傾角もインパクトで-9.2°・-3.9°と起き上がる方向に動いている。R10側の1Wアタック角(9/8 +0.6°→今回+1.52°)・打出角(9/8 17.0°→今回18.81°)が上向きに戻っていることとも方向が一致する。
伸び上がりが最大だったshot15は、2章(2)で挙げた「薄い当たり4球」の1つでもある。当たりの厚さの低下と体の起き上がりが同じ球で重なっており、両者が無関係ではない可能性を示している。ただしサンプル数は今回n=2・9/6はn=3で、カメラ位置も完全に同一条件ではない(いずれも斜め後方からの撮影で同程度の誤差要因を含む)。この留保付きで、少なくとも「改善した」と言える材料は今回もない。
正面(face-on)4本で見えた所見
1W正面4本(shot03・shot04・shot07・shot09)のうち、左に大きく外れたshot03(#3、左19y)・shot07(#7、左11y)は骨盤の右移動が7.7〜8.1cmと大きく、方向の良かったshot04(#4、右4y)は3.7cmだった。「体が右へ大きく流れてから戻る球ほど左へ行く」という傾向とこの4本も矛盾しない。ウェッジ・7I(9/8、0〜2.4cm)と比べると1Wは一貫して大きい。
番手別の伸び上がり(early_ext)まとめ
| 番手 | early_ext(cm、目安) | 判定 |
|---|---|---|
| GW(50度) | 1.7〜2.9(n=3) | 概ね基準内、一部わずかに超過 |
| AW(54度) | 2.1(n=1) | 基準内 |
| PW | 2.3(n=1、別動画は検出不可) | 基準内 |
| 9I | 3.3(n=1) | わずかに超過 |
| 8I | -1.9〜3.2(n=2) | 1本は基準内、1本はわずかに超過 |
| 4U | 4.4〜5.3(n=2) | 明確に超過 |
| 1W | 5.8〜12.4(有効n=2、中〜高確度)+7.5〜9.2(参考n=1、低確度) | 明確に超過。クラブが長いほど大きい傾向の中でも最大 |
本人の「ドライバー以外は伸び上がりはないと思う」という見立ては、ウェッジ・PW・9Iについてはおおむね数字通り。ただし4Uは基準の2倍近くまで超過しており、「ドライバー以外はない」とは言い切れない。
ドライバー以外で気になる点
4U(4番ハイブリッド)の2本(shot69・shot72)が基準2.5cmを明確に超えている(4.4〜5.3cm)。特にshot72は同じ球でフェース角-6.7°(閉じ)・着弾-22.0yd(このセッション最大級の左ミス)で、骨盤の伸び上がりと閉じたフェース・左ミスが同じ球で重なっている。ただし2本とも録画がアドレス直後から始まっており検出の起点がずれている可能性があるため、n=2の段階では「4Uは1Wと同じ傾向を持つかもしれない」という仮説どまりにしておく。GW・9I・8Iのわずかな超過は3章の通り保留とする。
右肘の2D角度(トップフレーム、参考値)
正面4本の右肘角度は可視度が低く(0.2〜0.5程度)、番手・撮影条件も異なるため定量比較には使えない。今回は具体的な数値提示を見送る。
4. 次回の答え合わせ
9/8で立てた目標に対する今回の結果:
| 指標 | 9/8の目標値 | 今回の結果 | 判定 |
|---|---|---|---|
| クラブフェース角平均(1W) | ±1.5°以内 | -2.83° | 未達 |
| 左10yd超ミス(1W) | 17%以下 | 45.5%(10/22) | 未達 |
| 10yd超ミス計(1W) | 32%以下 | 45.5%(10/22) | 未達 |
| 伸び上がり(early_ext、DTL) | 2.5cm以内 | 5.8〜12.4cm(shot15・shot19、中〜高確度) | 未達(9/6の最大4.7cmより拡大) |
| 1Wアタック角 | 0〜+1.5°を維持 | +1.52° | ほぼ達成 |
| 7Iアタック角 | -3〜0°を維持 | 未計測(今回7Iなし) | 判定不能 |
| ミートチェックシール | 実施予定 | 実施(3枚) | 実施 |
(伸び上がりの判定はshot15・shot19の2本を用いた。shot13は低確度のため判定には使っていない)
次回の目標値:
| 指標 | 目標値 | 判定タイミング |
|---|---|---|
| クラブフェース角平均(1W) | ±1.5°以内 | 次回計測 |
| 左10yd超ミス(1W) | 17%以下 | 次回計測 |
| 10yd超ミス計(1W) | 32%以下 | 次回計測 |
| HS前半→後半の差(1W) | ±0.5m/s以内 | 次回計測 |
| ミート率1.25未満の球数(1W) | 1球以下 | 次回計測 |
| 1Wキャリーsd | 9.6yd水準に戻す | 次回計測 |
| 伸び上がり(early_ext、DTL) | 2.5cm以内(撮影条件を改善した上で、信頼できる動画のnを増やす) | 次回、有効なDTL動画が撮れた回 |
本人に聞きたいこと(3つ、いずれも回答済み。冒頭の「本人からの説明(原文)」を参照):
- 8/23に「ギャップウェッジ」として記録された5球(キャリー74.7〜84.5y、平均79.9y)は、今回計測した54度AW(平均79.4y)とほぼ一致し、50度GW(平均91.0y)とは合わない。8/23時点で実際に打っていたのは54度だった可能性があるが、記録に矛盾がないか確認したい
- ミートチェックシール3枚について、それぞれどの番手を打った時か、写真の左右がヒール側・トゥ側のどちらに対応するか教えてほしい
- ステップ打ちドリルを、今回のように計測前にまとめて行うのではなく、計測中(球間)にも混ぜて実施できそうか
5. 付記
- 今回、物理的に不整合な球はなし(除外0球)
- レンジボール・マット打席のため、実弾より初速やや低め・スピンやや多めに出る傾向がある。GW・AW・PWのスピンは実測がn=0で全球推定値、9I・8I・4Uも実測はごく一部(n=3〜5)のため、スピン系の解釈は参考程度にとどめる
- 骨格解析は身長170cm換算・30fpsの簡易計測(誤差±5%程度)。1W後方動画は4本試行し、使用できたのはshot15・shot19(画面内、中〜高確度)の2本。shot13は本人が画面端に寄り低確度、shot22は録画開始タイミングの問題で使用不可
6. 記事用の短縮版
分析
- 今回のテーマは「腕が窮屈にならないテイクバックで前傾を保つ」「内転筋・腸腰筋を意識したアドレス」「その上でタイミングを合わせる(ステップ打ち)」「伸び上がりが直ったかの確認」の4本柱でした。
- 1Wのアタック角は+1.52°(前回+0.6°)で、目標にしていた0〜+1.5°のレンジをほぼ保てています。
- 一方、クラブフェース角は前々回+2.81°→前回-1.13°→今回-2.83°と、3回連続で閉じる方向に進み、左への10yd超ミスは45.5%で前回とほぼ横ばいでした。
- セッション内では前半-3.7°→後半-2.0°とタイミングが合ってくる動きが見えており、これは「体とのタイミングが合ってきたかな」という感触と部分的に一致します。
- 一番確かめたかった伸び上がりは、後方動画2本が12.4cm・5.8cmで、どちらも基準の2.5cmを大きく超え、前々回の最大値(4.7cm)より拡大していました。「直った」と言える数字はまだ出ていません。
- 伸び上がりが一番大きかった球は、同じセッションで一番当たりが薄かった球でもありました。
- ステップ打ちドリルは今回が初回で、「いつもしていない動きだと気づいた」というのが率直な感想でした。効果はまだ数字で測れる段階にありません。
提案
- ステップ打ち(継続) — 切り返しで下半身→体幹→腕の順に動く感覚をつくるドリルを、計測前のウォームアップとして続けます。「【ステップ打ち】下半身がうまく使えない人必見!」 https://www.youtube.com/watch?v=NJ98WAeP-is / 答え合わせ: クラブフェース角±1.5°以内・左10yd超ミス17%以下
- ペース管理(再開) — 3球打ったら素振りを2回挟んで、ヘッドスピードの後半の落ち込みを抑えます。参考動画は見つかっていません。答え合わせ: 最初10球と最後10球のヘッドスピード差±0.5m/s以内
- 後方動画の撮り方を変える — 自分を画面中央に、録画をアドレスの2秒前から始めて、伸び上がりのデータを増やします。答え合わせ: 伸び上がり2.5cm以内(まずは前々回の5cm未満を目標)
AIコーチからの提案
- ステップ打ちの継続 — 計測前だけでなく、計測の途中にも混ぜる。疲れて閉じているのか、動きで閉じているのかを切り分ける(参考動画)
- ペース管理の再開 — 3球打ったら素振り2回。最初10球と最後10球のヘッドスピード差を±0.5m/s以内に
- 後ろからの動画を撮り直す — 体を画面中央に、録画はアドレスの2秒前から。伸び上がり2.5cm以内が目標だけど、まず前回水準の5cm未満に。シールには球番号をメモ
答え合わせは、フェース角が±1.5°以内に戻るか/10ヤード超のミスが32%以下に減るか/薄い当たりが1球以下になるか、の3つ。
この記録を書いているのは、平均100でシングルを目指している40代です。詳しくはAboutに。
それでは、ナイスで~す!