#0014
【練習記録】軽く打ちに行ったつもりがドライバー起き上がりの発見
打ちっぱなし7回目。ドライバーだけ41球、15分で打ち切りました。
先に白状します。前回の宿題(フェースを返しきるドリル・椅子ドリル・開き実験)は、ひとつもやっていません。
結果、右に18球。 そして、初めて後ろから撮ったスイング動画で、腰がボールに向かって突っ込んでいるのが見つかりました。
今回の中身は3つです。
- ヘッドスピードが前回から2.4m/s落ちて、元に戻った
- 初の後方アングル動画解析。「伸び上がり」という新しい課題
- 「右肘が畳めてないのでは」という自分の仮説を、AIコーチに検証してもらった話
計測データ
41球(うち誤計測1球は除外)。レンジボール・マット打席です。
飛距離は実測に加えて「コースボールならこれぐらい」の換算目安も書きます(自前の補正で、幅のある目安です)。
ドライバー: 当たりは過去最高、でも速さが戻った
| 指標 | 今回 | 前回(9/2) |
|---|---|---|
| ヘッドスピード | 37.9 m/s | 40.1 |
| ボール初速 | 52.2 m/s | 54.5 |
| キャリー | 実測165y(コース球目安172〜178y) | 実測186y |
| ミート率 | 1.38(全球1.30以上) | 1.36 |
| 10ヤード超のミス | 21/40球(52.5%) | 16/25球(64%) |
| フェース角 | +2.8°(開き) | +3.2° |
ミート率は過去7回でいちばん良く、40球すべて1.30以上でした。芯には当たっています。
ただ、ヘッドスピードは8/30の水準(37.7)に逆戻り。
セッション内でも、最初の10球平均38.8m/s → 最後の10球37.8m/sと下がり続けていました。
右ミスの中身: プッシュ11、プッシュスライス5、スライス2
右10ヤード超の18球を、出球と曲がりで分けるとこうなりました。
| 種類 | 球数 | 中身 |
|---|---|---|
| プッシュ | 11 | 出球が右で、ほぼ曲がらない |
| プッシュスライス | 5 | 出球が右で、さらに右に曲がる |
| スライス | 2 | 出球はまっすぐで、右に曲がる |
打った体感は「プッシュとスライスが半々」だったんですが、数字では押し出しが6割でした。
AIコーチのフィードバック
この日の判定: 右ミスの正体は、今回もフェースの開き
今日はドライバーだけ。今日の動画は後ろからの映像です。
着弾の曲がりとクラブフェース角の相関は0.87(パス0.22、フェーストゥパス0.27)で、9/2(相関0.94)に続き今回も曲がりの正体はほぼフェース角そのもの。
3回連続で同じ結論です。フェースが開いたまま当たっている。
宿題のフェース返しドリルはやっていないので、フェース角+3.2°→+2.8°はほぼ横ばい、目標の+1.5°以内には届いていません。
動画解析: 後ろから撮ったら、腰が2.5cm以上ボール側に出ていた
今回は初めて、後方(飛球線後ろ)から撮った動画を骨格解析にかけました。
正面では頭の左右の動きを見ましたが、後ろからは「前傾が保てているか」「腰がボール側に出ていないか」が見えます。
解析したのは13球目(キャリー実測185y・右に17ヤード)。スイングを6コマで切り出すとこうなります。
数字はこうでした。
| 指標 | 13球目 | 22球目 | 目安の基準 |
|---|---|---|---|
| 伸び上がり(骨盤のボール側移動) | 4.4cm | 2.7cm | 2.5cm以内 |
| 前傾角の変化(アドレス→インパクト) | −1.6° | +0.2° | 10°以内 |
上体の角度は保てているのに、腰の位置だけがボール側に出ている。2球とも基準超えでした。
伸び上がりが起きると体の回転がボール側へ先行し、腕とクラブの通り道が浅くなってフェースが返りきる前にインパクトを迎えやすい、という一般論とは方向として矛盾しない。ただし今回はDTL動画の実動画検証が初回で、2球分のデータしかなく、フェース角との定量的な相関はまだ取れていない。
フェースが開く理由の候補として、新しく「伸び上がり」が出てきた形です。
右肘の仮説: 後ろからでは測れなかった
動画を自分で見て、「右肘がちゃんと畳めていないのが右に出る理由では」と思ったので、コーチに聞いてみました。
右に出ることが多かったのは感覚と合ってる。右に出たのはプッシュとスライスの半々ぐらいかな。
動画を自分で見たんだけど、右肘をちゃんと畳めてないのが右にでる理由かなと思ったけど、どうだろう。
数値だけを見ると今回の2球は約72°で、よく引用される「トップで約90°」の目安より小さい(=見かけ上は畳めている)が、後方カメラでの2D角度は肘の伸び縮みを正確に反映しない可能性が高いため、この数値をもって本人の「右肘が畳めていない」という仮説を肯定も否定もできない。
後ろからのカメラだと、肘の開き閉じは奥行き方向に逃げてしまって、数字にならないそうです。
仮説は保留。次回、正面からも撮って確かめます。
ヘッドスピード: 15分で41球は速すぎた
今回はざっと打ちに行っただけなのでペース早かった自覚があるのと、
前回の練習と先日のラウンドの感触をなぞっただけの練習でした。
本人が「ペースが速かった自覚がある」「意識せず感触をなぞっただけ」と回答したことで、前回提示した仮説(急いで打つと意識が薄れて当てるだけのスイングに戻る)が裏付けられた。
AIコーチの分析・原文全文を開く
本人からの説明(原文)
練習データと動画を上げたので解析お願い。動画のファイル名にある番号がショット数。今日はドライバーだけ 今日の動画は後ろからの映像です
「4. 次回の答え合わせ」への回答(追記):
今回はざっと打ちに行っただけなのでペース早かった自覚があるのと、前回の練習と先日のラウンドの感触をなぞっただけの練習でした。右に出ることが多かったのは感覚と合ってる。右に出たのはプッシュとスライスの半々ぐらいかな。動画を自分で見たんだけど、右肘をちゃんと畳めてないのが右にでる理由かなと思ったけど、どうだろう。
0. ひとこと
41球、練習場のマット打席。すべてドライバーで、10:10〜10:25の15分で打ち切っている。ヘッドスピードは平均37.91m/sで、前回(9/2・40.08m/s)から-2.17m/s落ち、8/30(37.65m/s)とほぼ同じ水準に戻った。ミート率は平均1.38(sd0.04、全球1.30以上)で過去最高の再現性を記録している一方、着弾は右10yd超が18/40・左10yd超が3/40と、10yd超のミスが52.5%を占めた。右ミスの中身を見ると、大きく曲がるより先に出球そのものが右を向く「プッシュ」型がやや優勢で、原因はクラブフェース角の開き(平均+2.81°)にほぼ集約される。今回初めて後方(DTL)アングルの動画で骨格解析を行い、2球とも「伸び上がり」(ダウンスイングで骨盤がボール側に出る動き)が基準を超えていた。本人からは「ペースが速かった自覚がある」「右のミスはプッシュとスライス半々の体感」「右肘が畳めていないのでは」という回答があり、それぞれ数字と突き合わせた。誤計測1球(#40)を除いた40球で分析する。
以下、距離はレンジ球の実測値とコースボール(Pro V1級)換算の目安を併記する(換算は自前補正・幅表示。出典: study/research/2026-08-29_ゴルフボールの違い.md§3)。解釈はコース球換算ベースで行う。
| 番手 | n | 実測キャリー | 芯食い(n) | コース球目安 | 芯食いなら |
|---|---|---|---|---|---|
| 1W | 40 | 165y | 165y(39) | 172〜178y | 172〜178y |
1. 続けること
- ミート率が過去最高の再現性: 平均1.38(sd0.04、n=40)、1.30未満は0球、最低でも1.30。9/2の1.36→今回1.38とさらに上がっており、芯を捉える技術は着実に定着している
- ヘッドスピードが落ちてもボール初速の落ち込みを一部相殺できている: HSは前回比-2.17m/s(-5.4%、40.08→37.91)落ちたが、ボール初速は-2.29m/s(-4.2%、54.51→52.22)に留まった。ミート率の向上(1.36→1.38)が速度ロスの一部を吸収しており、当たりそのものは崩れていない
2. 直すこと(最大2点)
(1) クラブフェース角の開きに起因する押し出し系の右ミス(前回からの継続課題)
何が起きているか
クラブフェース角は平均+2.81°(sd3.95、n=40)で開き基調が続いている。着弾の10yd超ミスは21/40(52.5%、右18・左3)。ただし着弾の曲がり(着弾偏差角−出球方向)自体は平均+0.42°(sd2.06)と小さい。右10yd超の18球だけを取り出すと、出球方向の平均は+5.0°(打ち出しの時点ですでに右)なのに対し、曲がりの平均は+1.5°に留まる。着弾の曲がりとクラブフェース角の相関は0.87(パス0.22、フェーストゥパス0.27)で、9/2(相関0.94)に続き今回も曲がりの正体はほぼフェース角そのもの。
前回(9/2)との比較:
| 指標 | 9/6(今回) | 9/2(前回) | 変化 |
|---|---|---|---|
| クラブフェース角 平均 | +2.81°(sd3.95) | +3.23°(sd3.98) | -0.42°(わずかに改善) |
| フェーストゥパス 平均 | +1.42°(sd7.44) | +0.43°(sd3.98) | 開き方向にシフト、ばらつき拡大 |
| 10yd超のミス | 21/40(52.5%) | 16/25(64%) | 割合は改善 |
| フェーストゥパス +5°超/−5°超 | 11球/5球 | — | 開き・閉じの両極端が併存 |
本人の感触との答え合わせ
本人の回答は「右に出ることが多かったのは感覚と合っている」「右に出たのはプッシュとスライスの半々ぐらい」「右肘がちゃんと畳めていないのが右に出る理由ではないか」。
出球方向の一致は数字通り(右10yd超18/40)。プッシュとスライスの比率を検証するため、右10yd超の18球を出球方向(launch_direction)と曲がり(着弾偏差角−出球方向)で次の基準で分類した。
- プッシュ: 出球+2°超・曲がり±2°以内(ほぼ曲がらず出球のまま右)
- プッシュスライス: 出球+2°超・かつ曲がりも+2°超(出球も右・さらに右へ曲がる複合)
- スライス: 出球+2°以内(ほぼまっすぐ)・曲がりが+2°超
結果はプッシュ11球(61%)・プッシュスライス5球(28%)・スライス2球(11%)。曲がり成分を含む球(プッシュスライス+スライス)を合計すると7/18(39%)で、本人の体感「半々」に対しては、実際にはプッシュ寄りが優勢という結果だった。R10がスピンを実測できた(推定値でない)8球に絞っても、プッシュ5・スライス2・プッシュスライス1と同じ傾向が出ており、測定精度の低い推定値に引きずられた結果ではない。ただし「スライス要素はゼロではない」という体感は裏付けられており、純粋な押し出しだけと決めつけるのは言い過ぎ。全18球でスピン軸(spin_axis)を見ると16球が右傾き(スライス方向)で、曲がりがほぼ出ていないプッシュ球でも軸自体は右に傾いているものが多く、フェースが開いた影響は着弾の曲がりの見た目以上に球にかかっている可能性がある。
原因(確度: 高/中/低)
- 確度: 高 — 着弾の曲がり方向はクラブフェース角でほぼ説明できる(相関0.87)。9/2に続き同じ結論が再現されている
- 確度: 中 — 9/2に提案した「フェースを返しきるドリル」の方向性は、フェース角平均を+3.23→+2.81°まで縮め、10yd超ミスも64%→52.5%まで改善させた。ただし目標(+1.5°以内・32%以下)には未達で、フェーストゥパスのsdが7.44°まで広がり、開きすぎ(#24:+16.1°、#37:+15.8°、#41:+11.1°)と閉じすぎ(#8:−20.0°、#20:−15.6°、#32:−11.8°)の両方が新たに出ている。「返す」意識が一定の強さで再現できておらず、タイミングがオンオフ的になっている可能性がある
- 確度: 低〜中(次回データで確度が上がる) — 後方(DTL)動画の骨格解析で、2球中2球とも「伸び上がり」が基準(2.5cm)を超えていた(shot13: 4.42cm、shot22: 2.68cm)。伸び上がりが起きると体の回転がボール側へ先行し、腕とクラブの通り道が浅くなってフェースが返りきる前にインパクトを迎えやすい、という一般論とは方向として矛盾しない。今回はDTL動画の実動画検証が初回で2球分のデータしかなく、フェース角との定量的な相関はまだ取れていない
- 確度: 低 — 本人が挙げた「右肘が畳めていない」仮説を、後方(DTL)動画の骨格座標(肩-肘-手首の2D角度)で検証した。トップでの右肘角度はshot13が72.5°、shot22が72.7°で、ランドマークの検出信頼度は高い(肩・肘・手首とも可視度0.93〜1.00)。ただしこれは後方カメラでの2D投影角で、右肘の開閉(肘が体から離れて伸びる動き)は主にカメラの奥行き方向で起きるため、2D角度は実際の肘の伸び具合を正しく反映しない可能性が高い。数値だけでは本人の仮説を裏付けることも否定することもできない。参考に9/2の正面動画(shot54)の右肘角度も114.3°と算出したが、肘・手首のランドマーク可視度が0.23/0.33と低く、比較に使えるほど信頼できる数値ではない。トップのキーフレーム画像を目視した限りでは、両腕はコンパクトにまとまって見え、極端に肘が伸びて体から離れている様子は今回の解像度・角度では確認できなかったが、これも断定はできない。数値の詳細は「3.5 スイング動画解析」を参照
- 一般論として(確度: 低): トップで右肘(トレイル肘)が大きく伸びて体から離れる動き(いわゆる「フライングエルボー」)は、ダウンスイングの軌道が鋭くなったり、体の回転と腕の動きのタイミングがずれたりする原因として語られることが多く、伸び上がりやフェースの開きと合わせて起きることも珍しくないとされる。ただしこれは指導者の経験則が中心で、定量的な相関値が確認できる研究データではない。今回は右肘の伸び具合そのものを裏付ける数値が取れなかったため、「右肘の仮説」を「伸び上がり」「フェース角の開き」と数字同士で結び付けることは今の時点ではできない
直し方(ドリル)
- 目的: 伸び上がり(ダウンスイングでの骨盤の突っ込み)を抑え、フェースが返りきる時間を確保する
- やり方: お立ち台(または段差になるもの)の上に立ってスイングし、骨盤が浮き上がる・突っ込む感覚を体に教える。または壁・椅子にお尻を軽く触れさせた状態でアドレスし、テークバックからフォローまでお尻が離れない範囲でスイングする。素振り10回→ハーフスイング10球→フルスイング10球の順に負荷を上げる。可能なら今回と同じ後方(DTL)アングルで5球ごとに動画を撮り、
swing_pose.pyのearly_ext(伸び上がり)を都度確認する。あわせて次回は正面からの動画も1本撮れると、トップでの右肘の畳み具合を目視・数値の両方で確認できる(後方カメラでは肘の開閉を正確に測れないため) - 量: 週2練習のうち1回、ウォームアップに組み込む(全体100球前後の枠内)
- 参考動画: 「#9 アーリーエクステンション(伸び上がり)はお立ち台で直る!」 https://www.youtube.com/watch?v=AR8iyeqfhTM
- 直ったと言える基準: 次回のDTL動画でearly_extが4.42cm/2.68cm→2.5cm以内(基準クリア)。R10側はクラブフェース角平均+2.81°→+1.5°以内、10yd超ミス21/40(52.5%)→13/40(32%)以下
(2) ヘッドスピードの低下(前回比・セッション内とも)
何が起きているか
ヘッドスピード平均は37.91m/sで、前回(9/2・40.08m/s)から-2.17m/s(-5.4%)落ち、8/30(37.65m/s)とほぼ同水準に逆戻りした。セッション内でも、最初の10球平均38.83m/s→最後の10球平均37.83m/sと-1.0m/s低下している。41球を10:10〜10:25の15分で打ち切っており、球拾いや素振りの時間を考えるとかなり速いペースになっている。キャリーは実測165.2yd(コース球換算目安172〜178yd)で、9/2(実測186.2yd、換算194〜201yd)には届かず、8/30(実測161.0yd)並みに戻っている。
本人の感触との答え合わせ
本人の回答は「今回はざっと打ちに行っただけなのでペースが速かった自覚がある」「前回の練習と先日のラウンドの感触をなぞっただけの練習だった」。ペースの速さについては、数字(15分で41球、セッション内でHSが38.83→37.83m/sに低下)と体感が一致している。また「特定の意識を試したわけではなく感触をなぞっただけ」という説明は、9/2で掴んだ「右側で振る・ヘッドの重みを感じる」意識が今回は薄れていた可能性を裏付ける。
原因(確度: 中〜高。本人の自覚により確度を引き上げ)
本人が「ペースが速かった自覚がある」「意識せず感触をなぞっただけ」と回答したことで、前回提示した仮説(急いで打つと意識が薄れて当てるだけのスイングに戻る)が裏付けられた。セッション内でHSが下がり続けた形もこの説明と整合する。体力的な疲労という別要因は引き続き完全には否定できないが、本人の自己申告が主因として最も有力(確度: 中〜高)。
直し方(ドリル)
- 目的: 1球ごとに「振り切る」意識を毎回リセットしてから打つ
- やり方: 3球打ったら一度クラブを置き、素振りを2回(体をひねる・ヘッドの重みを感じる意識を確認)してから次の3球に入る。R10でHSを都度確認し、38.5m/s(9/2平均に近い水準)を下回る球が3球連続したら、そこで一旦休憩を挟む
- 量: 週2練習のうち1回、ドライバーを打つ回に適用(全体100球前後の枠内)
- 参考動画: 良い参考が見つからなかった(ショット間のペース管理そのものを扱った動画は見当たらなかった)
- 直ったと言える基準: 次回、最初の10球平均と最後の10球平均の差が今回の-1.0m/sより縮む(目安±0.5m/s以内)。セッション平均HSが38.5m/s以上に戻る
3. 今は触らないこと
- 左10yd超のミス(3球): n=3と少なく、パターンを語るには早い。うち2球はプル(出球が左、曲がりは小さい)、1球はフェーストゥパス+7.65°(開き)なのに曲がりは左という食い違いが出ており、単発のミスヒットの可能性がある
- ロングアイアンで「待つ」・ABA開き実験・インパクトテープ: 前回からの持ち越し宿題。今回はドライバーのみのセッションのため実施しようがなかった。次回改めて実施する
3.5 スイング動画解析
R10は結果(球のデータ)、動画の骨格解析は動き(原因側の仮説材料)という役割分担で読む。今回が後方(DTL)アングルでの実動画初検証のため、数値そのものの評価は控えめにし、次回以降の推移で確度を上げる。
骨格数値(swing_videosテーブル、後方30fps)
| 動画 | 対応する球 | 伸び上がり(early_ext) | 前傾角変化(spine_drop) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| shot01 | #1: HS39.5・キャリー186y・右+11y・face+2.7・path+5.1 | -2.08cm(基準内) | +1.31°(基準内) | 検出不良・数値は無効扱い。本人が画面左端に寄りリード手首の可視度が低く、top=impact=フレーム43と誤検出されている |
| shot13 | #13: HS38.6・SF1.40・キャリー185y・右+17y・出球+4.2°・曲がり+1.2°・face+4.2・path+5.7・ftp−1.4 | 4.42cm(基準2.5cm超え) | -1.57°(基準内) | 検出は妥当。ただしimpactコマは真のインパクトの1〜2コマ手前の可能性がある(パイプラインの既知の制約) |
| shot22 | #22: HS38.7・SF1.42・キャリー181y・左−9y・出球+1.8°・曲がり−4.7°・face+2.2・path−0.1・ftp+2.3・サイドスピン+706(フック回転・測定値) | 2.68cm(基準2.5cm超え) | +0.19°(基準内) | 検出は妥当 |
右肘の2D角度(トップフレーム、肩-肘-手首)
| 動画 | フレーム | 右肘角度 | 可視度(肩/肘/手首) | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| shot13(後方DTL) | f47 | 72.5° | 1.00/0.97/0.93 | 検出は妥当。ただし後方カメラは肘の開閉(奥行き方向の動き)を正しく2D投影できない可能性が高く、数値の解釈は保留 |
| shot22(後方DTL) | f52 | 72.7° | 1.00/0.97/0.93 | 同上 |
| 2026-09-02 shot54(正面) | f15 | 114.3°(参考) | 1.00/0.23/0.33 | 可視度が低く比較に使えない |
数値だけを見ると今回の2球は約72°で、よく引用される「トップで約90°」の目安より小さい(=見かけ上は畳めている)が、後方カメラでの2D角度は肘の伸び縮みを正確に反映しない可能性が高いため、この数値をもって本人の「右肘が畳めていない」という仮説を肯定も否定もできない。次回、正面(顔の正面)からの動画があれば、より信頼できる形で右肘の開閉を評価できる。
キーフレーム目視所見(shot13・shot22共通)
- アドレス: 前傾は保てており、手元は顎の下あたり。大きな崩れは見えない
- トップ: 両腕はコンパクトにまとまって見え、この解像度・角度では右肘が体から大きく離れて伸びている様子は確認できない。ただし断定はできない(奥行き方向の動きは後方カメラでは判別しづらい)
- 手元が腰〜胸の高さ(ダウンスイング): シャフトはまだ45°以上残っており、目視ではアーリーリリースの兆候は見えない
- インパクト付近: 骨盤がアドレス時よりボール側に寄って見え、伸び上がりの数値と方向として符合する。ただしこのコマは真のインパクトよりやや手前の可能性がある
- フォロー: 両腕がしっかり伸び、クラブが目標方向へ振り抜けている
- フィニッシュ: 左足に体重が乗り、バランスは良好
カメラは目標線の真後ろよりやや本人の背中側に寄っており、プレーン判定(トップでのシャフトの向き等)は目安に留める。
4. 次回の答え合わせ
| 指標 | 今回値 | 目標値 | 判定タイミング |
|---|---|---|---|
| クラブフェース角 平均 | +2.81° | +1.5°以内 | 次回計測 |
| 10yd超のミス割合 | 21/40(52.5%) | 13/40(32%)以下 | 次回計測 |
| 伸び上がり(early_ext、DTL) | shot13:4.42cm/shot22:2.68cm | 2.5cm以内 | 次回、DTL動画が撮れた回 |
| セッション内HS低下(最初10球→最後10球) | -1.0m/s(38.83→37.83) | ±0.5m/s以内 | 次回計測 |
| セッション平均HS | 37.91m/s | 38.5m/s以上 | 次回計測 |
本人に聞きたいこと(回答済み・再掲):
前回(9/2)の宿題を実施したか→ 回答済み: 実施なし。前回とラウンドの感触をなぞっただけ右に出た球の感触は押し出しか大きく曲がる感じか→ 回答済み: 半々の体感。データ上はプッシュ11・プッシュスライス5・スライス2(プッシュがやや優勢)ヘッドスピードが落ちている自覚・ペースが速かった自覚はあるか→ 回答済み: 両方とも自覚あり
次回聞きたいこと(新規・回答済み):
次回、後方(DTL)に加えて正面からの動画も撮れそうか→ 回答済み: 同じスイングで2アングルは無理なので、別のスイングで正面・後方をそれぞれ撮る9/2の「右側で振る・ヘッドの重みを感じる」意識を再度試すか→ 回答済み: 引き続き試す(本人いわく「心がけに近い」)
5. 付記
- ドライバー1球(#40、HS24.3m/s・ミート率1.97)は物理的に不整合なため除外。有効球はn=40
- レンジボール・マット打席のため、実弾より初速やや低め・スピンやや多めに出る傾向がある(
study/research/2026-08-29_ゴルフボールの違い.md)。ドライバーのスピンは推定値(spin_rate_type)が混ざり、今回の実測(測定値)はn=22 - 骨格解析は後方(DTL)アングルでの実動画初検証。伸び上がり・前傾角変化・右肘角度の閾値/測定はいずれも自前運用または今回追加の簡易計算で、公表研究値ではない(出典:
study/research/2026-09-02_スイング指標基準値.md)。特に右肘角度は後方カメラの2D投影による誤差が大きく、参考値に留める。今回のデータで断定はせず、次回以降の推移で更新する前提
振り返り
ヘッドスピード: 宿題をやらなかった分がそのまま出た
前回+2.4m/s速くなったのは、「右側で振る」「ヘッドの重さを感じる」を意識して振った結果でした。
今回はその意識もなく、感触をなぞるだけで15分。数字はきれいに8/30に戻りました。
意識しなくても速く振れるようになったわけではない、ということですね(分かってはいた)。
伸び上がり: 調べてみたら、腸腰筋の話に行き着いた
「伸び上がり」は初めて聞く言葉だったので、自分で調べました。
前傾をキープするには腸腰筋(股関節の付け根の筋肉)を上手く使う必要があるそうで、まったく意識したことがなかったです。
アドレスから腸腰筋を使う意識で構えると、ダウンスイングで前傾を保ちやすいらしい。
で、コーチの数字を見返すと、上体の角度は保てていて、腰だけがボール側に出ている。
腰を後ろに残す意識と、壁やイスにお尻を触れさせるドリルはセットで試します。
右肘: 体感の仮説は数字で保留になった
「右肘だ」と思ったのは、動画を見ての直感でした。
それを「今のカメラ角度では肯定も否定もできない」と返されるのは、ちょっと肩透かしなんですが、断定されるよりは信用できます。
体感で原因を決めつけて練習してきた1年を思うと、保留にされるだけでも進歩かなと思っています笑
次回やること
- 壁・イスのドリルで伸び上がり対策 — お尻を壁やイスに軽く触れさせて構え、テークバックからフォローまで離れない範囲で振る。素振り10回→ハーフ10球→フル10球。腸腰筋で前傾をつくる意識もあわせて試す(参考動画)
- 3球打ったら素振り2回 — 「右側で振る・ヘッドの重さを感じる」意識を毎回リセットしてから次の3球へ
- フェースを返しきるドリル — 前回からの持ち越し。8Iのハーフスイングからドライバーへ(参考動画)
- 動画は正面と後方を別のスイングで撮る — 正面で頭と右肘、後方で伸び上がりを見る
指標は4つ。伸び上がりが2.5cm以内に収まるか/フェース角が+1.5°以内に締まるか/10ヤード超のミスが32%以下に戻るか/最初10球と最後10球のヘッドスピード差が±0.5m/s以内か。
それでは、ナイスで~す!